家族で語らう

家族で語らう

「手と手」の取り扱い商品の中でも、ひときわ存在感が際立っているのが、カンパチまるごと一尾! 鹿児島県垂水市、勇壮な桜島を望む錦江湾で、地元の光美水産が育てた自慢の逸品です。商品撮影にあたって、スタジオに到着したそのカンパチの姿を見た時の感動ときたら……。堂々とした姿に、思わず「うわあ!」と声が上がります。最近は魚屋さんも減って、一尾まるごとでお魚を見る機会自体、少なくなってしまいましたよね。

 

 

つやっつやの立派なお魚。3,5~4kgと、お刺身にしたら約20人前といいますから、さすがに一人暮らしでは扱いきれないなあと思っていたら、ふと両親の顔が浮かんできました。長引くコロナ禍のせいもあって、実家にはずいぶんと足が遠のいてしまっています。たまには帰省して、ゆっくり話す時間も必要だとは薄々思っていたです。あれ、カンパチ持っていっちゃおうかな? 驚くだろうなあ! どーんと見せてあげて、その後何品か作るっていう親孝行はどうだろう。

お刺身、焼き魚、汁物、あとは締めに漬け丼とか……。そろそろ母の日、父の日が近づいてくる頃だし、袖まくりしてやってみようかな!

 

手塩にかけて育てられた堂々の一尾を、まるごといただきます!

ふとした思いつきから始まったカンパチのフルコース料理企画。大きなお魚の捌き方のコツからレシピの提案まで、順に解説していきますので、ぜひお付き合いください!

 

下準備

まずはじめは鱗の処理。ウロコ取りを使う、初心者にはやっかいな作業と思いきや、大根を使うと簡単にできてしまうんです! やり方は簡単、ざく切りした大根の面で鱗をこすっていくだけ。あっけないほどきれいに素早く、鱗がはがれていきます。

 

 

鱗の処理が終わったら、まずは3枚下ろしです。はじめに落とすのは、頭と尾。頭はあとからいい出汁をいただくので捨てないで! 次に、身の中骨の上に包丁を入れ、2枚にします。その後、中骨のついた身から骨を外していきます。あせらず、骨を探りながらゆっくりゆっくり進めていけば大丈夫。

 

 

身が3枚になったら、最後に、皮をそぎとります。尾の方から身と皮の間に包丁を入れて、こちらもゆっくり、ゆっくり。包丁の刃は気持ち上向きにするのがポイントです。皮がきれいに剥がれたら、3枚下ろしは完成です。

 

 

頭や中骨は、しっかり水洗いして血を流したら、水を張った鍋に入れて煮込んでおきます。

 

 

 

1品め_カンパチのお刺身

 

 

新鮮で活きのいいお魚ですから、やっぱりお刺身はマスト。一尾買いならではの贅沢で、短冊を厚めに切るとします。1cm強の厚さで、カンパチのうまみを噛みしめましょう。

 

 

 

2品め_カンパチのカマ焼き

 

 

魚のおいしさがとことん堪能できるカマ焼きは、家ごはんでは最高のごちそう。お魚のなかでもクセの強い部分ですから、お酒好きな人にはたまらないアテですね。

ポイントは焼く10分前に塩を振っておくこと。これでうまみが倍増します。あとは、魚焼きグリルなどで皮を上にして、強めの火で5分くらい焼くだけ。焼いている香りが広がれば、食卓で待つ人たちの顔もほころびますね。

 

 

 

3品め_カンパチの唐揚げ

 

 

お次はカンパチの唐揚げ! ざくざくっと乱切りしたかんぱちを、にんにく、お酒、醤油をまぜたタレに30分ほど漬け込みます。味がよく染み込んだら、全体に片栗粉をはたき、すぐに180℃程度の油でカラリと揚げます。時間は1~2分で十分。新鮮なカンパチなので、ちょっとレアくらいでもおいしいですよ!

 

 

 

シメは、あら汁と漬け丼で!

 

 

頭や中骨を鍋で煮込んでとった出汁は、塩と薄口醤油を適量加えるだけで、上等なあら汁に! すだちを数切れのせて、さっぱり上品な味わいで楽しみます。

また、漬け丼は、切り身を薄くそぎ切りし、薄口醤油とみりんを同量混ぜたものに漬けておきます。漬け時間は20分くらいで十分ですが、時間が経つほど身がなれて、ねっとりとしてくるので、お好きな方は一晩漬けて次の日のにとっておくのもよさそうです! ひと手間加えて、山芋とろろを乗せれば、最高に贅沢な一品が出来上がります。

 

 

食卓が盛り上がるカンパチのフルコース

どうですか? カンパチのあらゆる部分を使いこなした豪勢な食卓の完成です! 余すことなく魚をいただく。清々しささえ感じてしまいます。お子さんのいる家庭や、パーティーなどでも、魚を下ろすところから見てもらえば、イベントのようで楽しいかもしれませんね。

 

 

鹿児島の海ですくすく育ったカンパチのおいしさ

「手と手」で扱っているのは、鹿児島県の光美水産の養殖カンパチ。鹿児島県は、養殖のカンパチの出荷量が日本一でカンパチの名産地として知られています。桜島を望む錦江湾は、年間の平均水温が高めで、それがおいしいカンパチに育つ秘訣だそう。一尾の他に、半身や「角煮・燻製」なども扱っているので、ぜひお試しを!

光美水産の養殖カンパチはこちら

 

 

お酒好きのご両親には酒器を贈りものに

楽しい食卓にはお酒も欠かせません。魚料理に合わせるならば、やっぱり日本酒。 日本酒のためにデザインされた酒器をお魚と一緒にプレゼントする、なんてのも気が利いています。東京・台東区で90年以上続く硝子メーカーの木本硝子から、esシリーズという日本酒専用のグラスをラインアップしました。スパークリングや熟成、進化系のにごりタイプなど、さまざまなタイプが見つかる最近の日本酒。銘柄によってグラスを使い分けるのも、お酒好きならではの楽しみです。

木本硝子の商品はこちら

 

 

 

かんぱち一尾

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