暑い夏にぴったりな氷菓子グラニテは、ちょっとぜいたく感のあるかき氷。カフェやリストランテのメニューというイメージも強いけれど、キッチンにあるフルーツやお茶を使えばけっこう手軽につくれます。自家製なら、砕き方次第で食感を自由に変えられるのも面白いところ。この夏は国産の安心・安全な食材を使ってグラニテをつくってみませんか? TETOTEで扱っている食材を使った、簡単だけど味は上等なグラニテのレシピを紹介します。食べ進むうちに涼しい風が吹き抜けていく、この夏おすすめのデザートです。
夏をもっと楽しむなら、おうちでグラニテづくり!
グラニテは、フランス語でシャーベット状の氷菓子のこと。いわゆるシャーベットより氷の粒が荒く、シャリシャリとした食感が特徴。コース料理の途中の口直しのイメージもあるけれど、夏ならシンプルにデザートとしてうれしい! このグラニテ、ホームメイドがかなり簡単なんですよね……。基本的には甘みのある液体をジッパー付きの保存袋に入れて冷やし固めるだけ。コツはただひとつ、5時間ほどかけてしっかり凍らせること。時間のある週末や夜にまとめてつくり置きしておくのもお薦めです。今回はTETOTE自慢の材料で、6種類をつくります。
彩り鮮やかなフルーツ+オーガニックティーのグラニテ2種
鉄板ともいえる紅茶とフルーツの組み合わせは、グラニテに仕立てるとさらに引き立ちます。旬のフルーツを使ったグラニテは見た目もカラフルでかわいい。2種類を一緒に盛り合わせたひと皿は、ホームパーティーなどでも話題をさらいそうです。
和紅茶とグレープフルーツのグラニテ
有機紅茶に有機米糀を使った米麹由来のまろやかな甘みがある「白玄堂 麹米和紅茶」と、カットした鮮やかな2色のグレープフルーツを入れたグラニテは、果肉感も楽しめる仕上がり。お好みのマーマーレードや柑橘系のジャムをトッピングするのもよし。シャリシャリとした食感と甘酸っぱさが後を引きますよ!
【レシピ】
<材料>
和紅茶(ティーバッグ)・・・2包
砂糖・・・・・・・・・・・大さじ1.5~2
グレープフルーツ・・・1個分
*今回は白・ルビーのミックスで1/2個ずつ
柑橘系ジャム(今回はブラッドオレンジ)・・・大さじ2~3
ミント・・・・適量
<作り方>
1. 400mlの熱湯にティーバッグと砂糖を入れよく混ぜて冷ます。
2. 冷めたらティーバッグを取り出して保存袋に。
3. 房から取り出したグレープフルーツを平らになるよう2に入れ、4~5時間冷凍庫で凍らせる。途中で軽く揉みほぐし、再び冷凍庫で固める。
4. 2にミント、ジャムを加えて盛りつける。
白玄堂「米麹和紅茶」
白玄堂でも一番人気の商品である米麹和紅茶。米麹からでる自然な甘味が特徴で使いやすいティーパックタイプになっています。米麹のおかげでずっとお湯につけていても紅茶特有の渋みや苦味がでてきません。保温できるマイボトルにぽんっと入れて、持ち歩きにもおすすめ。
生姜紅茶とベリーのグラニテ
宮崎県産の有機栽培紅茶に、国産の生姜をブレンドした白玄堂の「生姜紅茶」。これにラズベリーやブルーベリーを入れて色鮮やかなグラニテをつくってみました。凍らせるときにベリー系のフルーツを入れるだけなのに、一気にポップな仕上がり! ベリーの甘酸っぱさが、生姜紅茶の風味を一層引き立てます。冷やすと甘みは感じにくくなるので、液体の時点で砂糖でしっかりと甘みを足しておくのがポイントです。レシピでは手に入りやすい冷凍ベリーを使っていますが、旬の時期はもちろん、生のベリーでもつくれます。重なり合うベリーのビタミン感と甘酸っぱさが、生姜紅茶の丸みのある風味を一層引き立てて複層的。簡単に上級者のデザートができるんです。
<材料>
生姜紅茶(ティーバッグ)・・・2包
砂糖・・・・・・・・・・・大さじ1.5~2
冷凍ベリー(ラズベリー、ブルーベリー)・・・適量(たっぷりめに)
<作り方>
1. 400mlの熱湯にティーバッグ、砂糖を入れよく混ぜて冷めるまでおいておく。
2. 冷めたらティーバッグを取り出して保存袋に。
3. 冷めたらベリーを入れて平らになるように保存袋に入れ、4~5時間冷凍庫で凍らせる。軽く揉みほぐして再び冷凍庫で固める。
白玄堂「有機生姜紅茶」
今回はグラニテに使用しましたが、普段のティータイムには是非ホットがおすすめ。生姜の成分が体の内側からぽかぽかと温めて、代謝を促すので女性に嬉しい効果がいっぱい。ピリッとした辛味はなく、まろやかで甘みのある味わいが特徴です。
オーガニックなあんこを使った、和風グラニテ2種
かき氷に宇治金時があるように、グラニテも和スイーツみたいに楽しめるレシピがあるんです。つくり方はかなりシンプル。素材の味が生きるグラニテは、何より安心・安全な食材を使うのがいちばん。TETOTEでも人気の無農薬有機栽培のあんこや茶葉で、極上氷を2種類、つくってみました。
抹茶と粒あんのグラニテ
水に溶けやすい「NODOKA特選抹茶パウダー」でつくった抹茶の味と香りがしっかりついた氷に、「きたがわ屋 極み餡 朱餡(粒あん)」を混ぜ込んで冷やし固めたら、仕上げにバニラアイスを添えるだけ。粒あんの甘みの後に、抹茶の香りがふわっと口の中に広がる和グラニテはさっぱり軽やかであとを引きます。全体があっさりとしているので、バニラアイスや白玉と合わせるなど、アレンジの幅も広そうです。
【レシピ】
<材料>
抹茶・・・・・小さじ2
砂糖・・・・・大さじ1.5~2
粒あん・・・・大さじ3~4(お好みでたっぷり入れても)
バニラアイス・・・・適量
<作り方>
1. 300mlの熱湯に抹茶と砂糖を入れ、よく溶かし、冷めたら保存袋に入れて平らになるように空気を抜き、 冷凍庫で4~5時間冷やし固める。
2. 1を手で揉みほぐす。粒あんを加えて軽く揉み、さらに冷凍庫で数時間冷やし固める。
3. 2とバニラアイスを一緒に盛りつけ、抹茶を振りかける。
NODOKA特選抹茶パウダー
NODOKAの茶葉は静岡県の標高600mの山間部で、すべて無農薬有機栽培でつくられています。渋みが少なく、ふくよかな香りと上品な甘みが特徴です。粉末加工することで、上質な茶葉本来の美味しさを余すことなく楽しめます。水にも溶けやすいのでお菓子づくりにも便利!
きたがわ屋 極み餡 朱餡(粒あん)
北海道の十勝地区や上川地区で栽培された朱鞠小豆を100%使用して作られた、きたがわ屋のあんこ。淡い紫色と上品な香りが特徴です。血糖値の上昇をゆるやかにする希少糖含有シロップを多く使用し、砂糖と同じ甘味を感じるのに、ほぼカロリーゼロ!おいしくて体にうれしいあんこです。
ほうじ茶と白あんのグラニテ
ビタミンCを多く含むので、バテがちな夏場は特に積極的に飲んでおきたいほうじ茶。グラニテに仕立てると、とってもおしゃれな仕上がりです。「NODOKAほうじ茶パウダー」は水にも溶けやすく、濃さの調整もしやすいのでお菓子作りにとても便利。凍らせるとほうじ茶のビターな香ばしさがよく出てきます。ここに「きたがわ屋 極み餡 彩雪(白あん)」の軽やかな甘みを加えたグラニテは、全体的にすっきりとした味わい。そのままシンプルに食べるのもおいしいけれど、こっくり甘いバニラアイスや黒蜜と一緒に盛りつけるのがホントにおすすめです。色合いも美しい、大人のデザートが完成します。
【レシピ】
<材料>
ほうじ茶・・・・・小さじ2
砂糖・・・・・・・大さじ3
白あん・・・・・・大さじ3~4(お好みでたっぷり入れてもOK)
バニラアイス・・・・適量
<作り方>
1. 300mlの熱湯にほうじ茶と砂糖を入れ砂糖を入れ、よく混ぜる。冷めたら保存袋に入れて平らになるように空気を抜き、 冷凍庫で4~5時間冷やし固める。
2. 1を手で揉みほぐす。白あんを加えて軽く揉み、さらに冷凍庫で数時間冷やし固める。
3. 2とバニラアイスを一緒に盛りつけ、ほうじ茶を振りかける。
NODOKAほうじ茶パウダー
NODOKAのほうじ茶パウダーは無農薬有機栽培で生まれた希少な一番茶を使用。カフェインも少なめなので家族全員で楽しめます。ほうじ茶の香り成分であるピラジンには血流促進やリラックス効果も。カフェタイムにはほうじ茶ラテにもできますよ。
きたがわ屋 極み餡 彩雪(白手亡餡)
北海道十勝地方で栽培された、白い種皮色のインゲン豆 雪手亡(ゆきてぼ)を100%使った彩雪。美しい白色と、風味の良さ、滑らかな舌触りが特徴の白あんです。朱餡と同じく、北海道産ビートの氷砂糖と希少糖を使用。こちらもカロリー控えめでおいしく楽しめます。
お米コーヒーで大人のグラニテ2種
あまり聞き慣れない“お米コーヒー’’という名前。別名「黒焼き(炒り)玄米茶」といって、お米を長時間かけてじっくりと炒りつけたものを煮出すお茶のことで、実は日本でも古くから飲まれているのだそう。身体を芯から温め、免疫力を高めるとされるうえ、ノンカフェイン! これは試さずにもいられません。コーヒーに憧れる子どもたちでも安心ですよね。ビターで香ばしいこのお米コーヒーも、おいしいグラニテになるんです。
お米コーヒーのグラニテオーレ
MIRATOAMI「お米コーヒー」は、農薬不使用の籾の付いた玄米を、土鍋で3時間半炒り続けたもの。煮出すと玄米のビターな風味が確かにコーヒーっぽい! この香ばしさとビターさを生かして、牛乳と合わせたグラニテオーレにしてみました。口に入れた瞬間、牛乳の甘さを感じ、続けてお米コーヒーの香ばしいほろ苦さがふわっと広がります。煮た玄米を少しだけ混ぜておくと、プチプチと口の中で弾ける食感とほろ苦さも楽しめます。
【レシピ】
<材料> 3~4杯分
お米コーヒー・・・・・大さじ3
砂糖・・・・・・大さじ4
牛乳・・・・・・適量
<作り方>
1.小鍋に玄米コーヒー、水(600ml)を入れて火にかけ、沸騰したら30分弱火で煮る。
2.砂糖を加え、冷めたら保存袋に入れて(玄米の粒は、10数粒程度)平らに置く。冷凍庫で4~5時間冷やし固める。
3. 手で揉みほぐし、牛乳で割って完成。
MIRATOAMI「お米コーヒー(煮出すタイプ)」
無農薬・無化学肥料で作られた籾付き玄米にはケイ素やミネラルがいっぱい。煮出し方としては粒とお水を鍋やヤカンに入れ沸騰したら、弱火で30分コトコト煮出せば出来上がりです。ノンカフェインなので寝る前や朝の目覚めに体を温めたい時にも飲めるのがいいところ。家族みんなで楽しめます。
粉コーヒーのグラニテオーレ
鍋で玄米コーヒーを煮出す時間すら惜しい! そんな時はパウダータイプを活用するのもおすすめです。煮出すタイプに比べると、グラニテの色が濃く、ビター感が強め。溶けてくるとカフェオレに似た、ほろ苦さを楽しめます。粉コーヒーを使う方が、より大人っぽい味わいに仕上がるので、砂糖や牛乳の量を調節して、自分好みの分量を見つけるのも楽しそうです。
【レシピ】
<材料> 3~4杯分
粉コーヒー・・・・大さじ1.5~2
砂糖・・・・・・・150g
牛乳・・・・・・・適量
<作り方>
1.熱湯(300ml)に粉コーヒーと砂糖を入れてよく混ぜて溶かし、冷めたら保存袋に平らになるようにして入れ、冷凍庫で4~5時間冷やし固める。
2. 手で揉みほぐし、牛乳で割って完成。
MIRATOAMI「お米コーヒーパウダー」
いろんなバリエーションの揃うMIRATOAMIのお米コーヒー。軽さが何より魅力のパウダータイプは、濃さも好みに合わせて簡単に調整できます。煮出すタイプに比べ、少量でも苦味がしっかり出るので、少量ずつ使うのがおすすめです。
TETOTEの食材をつかった6種のグラニテレシピ、いかがでしたか? 手間が少ないし、好きなときにさっと取り出してアレンジしても楽しいので、数種類をストックしておくのもよさそうですね。冷凍庫にお気に入りのおやつがあると思えば、夏を元気に乗り切れます。おやつタイムに、ごはんのあとのデザートに。お気に入りのグラニテを楽しみましょう!